こんにちは!株式会社CloverOne ホームページ管理担当のフジヤマです。
フジヤマは苗字ではありません。生まれ故郷、静岡の誇る日本一の名峰富士山です(^^♪
梅雨が明けて連日猛暑日が続いておりますが、熱中症対策は万全でしょうか。
私は安全衛生担当も兼ねており、
社員の熱中症対策立案・実行を担っております。
そこで、
何回かに分けて、当社の取り組む熱中症対策をご紹介したいと思います。
その前に・・・
熱中症の基本について情報提供いたします。
①熱中症の基本 体温調節
人間の体温は概ね37℃前後に保たれています。
この働きのことを「恒常性」といいます。
「恒常性」は、自律神経やホルモンのバランスで維持されており、
これらのバランスが崩れると熱中症を発症しやすくなります(要点1)
外気により身体が暖められると、人間は恒常性により体温を一定に保とうとします。これが働かないと、夏の日のマンホールのようにとんでもない熱さになってしまいます。
つまり、
(1)汗をかくこと、(2)体表面の毛細血管が拡張して体内の温度を下げること
等により、体温の上昇を防いでいるのです。
②熱中症の基本 風邪の発熱との違い
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、
「熱が出たけどコロナかも!!??」
という反応は当然だと思います。
コロナウイルス感染症を風邪と呼ぶかはさておき、
感染症の発熱と熱中症の発熱は何が違うのか???
(1)感染症の発熱
ウイルスなどの病原体が体に入り込むと、「免疫」によって体から追い出そうとします。この「免疫」が働きやすいように、自らの体温を上げる反応が起こります。
もともと37℃前後に保たれていた設定温度を、39℃前後に上げる様に、脳の「視床下部」にある体温中枢が指令を出します。
このことにより体が小刻みに震えたりするなどの様々な反応により体温が上昇し、病原体を退治しようとします。
とすれば、風邪をひいてすぐに解熱剤で楽になることは、体にとってどのような影響を及ぼすでしょうか?
(2)熱中症の発熱
一方熱中症では、体の設定温度は37℃前後のままです。ここに外部から強烈な熱エネルギーが加わるので、汗をかいたりして何とか熱が上がらないようにします。
もしも体の水分がなくなって、熱を下げられなくなったら・・・(要点2)
熱中症において水分摂取が極めて重要といわれるのはこのためですね。
今日は長くなったので、基本までのお話しとします。
次回以降、
当社の取り組む建設現場における熱中症対策をご紹介いたしますね。
どうぞよろしくお願いいたします。